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Un programma di
土星の嵐の前の静けさ
19 May 2011, Osaka

土星は、私たちの太陽系でもっとも美しい世界のうちの1つです。というのも、いくつもの美しい輪が本体をとりまいているからです。土星は地球よりも太陽からずっと離れているので、太陽のまわりを一周するのに時間がかかります。1年というのは太陽のまわりを一回まわる時間なので、土星の1年は地球上の1年よりずっと長いです。土星が太陽のまわりをひとまわりするのにかかる時間は、地球上での30年です。 

天文学者は、土星が一周するごとに、いいかえれば地球の30年間に一度、土星のふだんのおだやかな大気に巨大な嵐が発生するということを知っています。イギリスのオックスフォード大学で働いている天文学者のリー・フレッチャーさんは、2010年の12月に発見された土星の嵐を研究するチームの一員です。


嵐そのものもめずらしいのですが、今回の嵐をさらにとくべつなものにするのは、6回目の嵐だけです。この嵐をとびきりのものにするのは現在土星の軌道上近くにいるカッシーニ探査機です。カッシーニはこの嵐を観察するためにまさにうってつけです。研究者たちは、カッシーニから送られてくる画像と、地上にある大型望遠鏡VLTを使い、土星を観察しました。


リー・フレッチャーさんは、この嵐が、巨大ではげしく複雑な明るい雲のかたまりを発生させたといっています。それ以外にも、土星の雲よりも高いところに、いつもはみられない温度の高い場所ができたということです。それは天文学者がこれまでに見たこともないようなものだというのです。

知っ得ダネ

土星は太陽系で2番目に大きな惑星ですが、もし大きなプールを見つけることができるならば、その水に浮かぶくらい土星は軽いのです。

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