夏、暑くなってくると服を一枚ぬぎたくなるのと同じように、惑星もとても強く熱っせられると、その大気の外側が取りのぞかれていきます! 天文学者は、チリのアタカマ砂ばくにある大きな望遠鏡を使って、巨大な惑星がそんなことをしている手がかりを発見しました!
でもこれは、ふつうの惑星ではありません。
この惑星は特別です。なぜなら、白色わい星という名前で知られている特別なタイプの星の近くをまわっている、巨大な惑星だからです。
太陽のような恒星が、そのすべての燃料を燃やしつくしたとき、自分で内側につぶれていきます。そして中心部の物質は、ギュ~ッとおしつぶされ、とてもかたくて重い、小さいボールになります。また同時に外側のガスは宇宙へただよっていき、なくなっていきます。これが白色わい星です。
今回発見された、巨大惑星と白色わい星のめずらしい関係は、遠い将来に私たち自身の太陽系がどのようになるかを示しているかもしれません。最終的に、私たちの太陽も小さな白色わい星になります。
画像提供:ESO / M.Kornmesser
知っ得ダネ
白色わい星は、宇宙にある天体のうちで最も古い星の仲間です。なぜなら、それは宇宙にあるほとんどの星の一生の最後の姿だからです。またそれは私たちの太陽の将来の姿でもあります。
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